世界の博物館13%が再開不可も ユネスコ、官民の支援呼び掛ける

 【パリ共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)などは18日、新型コロナウイルスの大流行で、世界の博物館や美術館の約90%が休館したとの調査結果を発表した。13%近くが再開できない可能性があり、官民の支援を呼び掛けた。

 18日は国際博物館の日に当たり、国際組織「国際博物館会議」と調査結果の一部を明らかにした。休館で各施設が収入減少に直面しており、同会議のスアイ・アクソイ会長は「官民から支援がなければ、博物館や美術館は生き残れない。緊急の救援資金集めや職員らの保護策が必要だ」と訴えた。

 ユネスコによると、世界の博物館や美術館の数は約9万5千に上る。


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