五輪開催の条件にワクチンは否定 橋本氏「まずは終息が大前提」

橋本聖子五輪相

 橋本聖子五輪相は1日、新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期された東京五輪・パラリンピックの開催可否を巡り「主催者である国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会がワクチン開発を大会開催の条件にした事実はない」と述べた。その上で「まずは終息をさせるというのが大前提」と強調した。

 日本医師会の横倉義武会長が4月28日に「有効なワクチンが開発されないと、開催するのは難しいのではないか」との見解を示したことを受け、閣議後の記者会見で答えた。IOCのコーツ調整委員長は、開催可否は「ワクチンの開発には依存しない」との考えを示している。


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