札幌経費、IOCが一部負担へ 五輪、マラソン移転の経緯重視

 東京五輪のマラソンと競歩の札幌への開催地変更に伴う追加経費を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)が一部を負担する方向で関係機関が最終調整していることが24日、分かった。開催地の変更は、暑さ対策を理由に、IOCが東京都の反対を押し切る形で決着した。変更を主導した経緯を踏まえ、部分的な負担には応じる必要があると判断したとみられる。

 複数の関係者が明らかにした。追加経費は選手、関係者の宿泊費、輸送費などが想定され、総額の精査を急いでいる。IOCは20億円程度を負担する方向で協議が進んでいるという。


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