2020年4月22日 20:28 | 無料公開
2100年の地球温暖化予測データ。赤い場所は気温上昇幅が特に大きい(NASA提供)
【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は22日、過去50年で世界の平均気温が0・86度上昇したと発表した。今後5年で平均気温はさらに上昇すると見込まれ、特に高緯度地域で影響が深刻になると予測している。
22日はアースデーで、1970年に米国で始まってから50年となるのに合わせ、地球温暖化にWMOが警鐘を鳴らした。
近代的手法の気温観測は1850年に始まり、1900年までの平均気温が「産業革命前の気温」。アースデー創設につながった70年までに、産業革命前比では0・24度上昇していたが、その後さらに急激な勢いで平均気温が上がってきたことが浮き彫りとなった。