柔道男子、井上監督「今は我慢」 五輪代表と連絡を密に

強化合宿で練習を見守る、柔道男子日本代表の井上康生監督=2019年12月、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター

 柔道男子日本代表の井上康生監督が21日、共同通信の電話取材に応じ、東京五輪が来夏に延期された後の近況について「全員が苦しくもどかしい時期だが、今は何事も我慢だ。日程を逆算し、できる範囲の中で積み上げている」と語った。

 新型コロナ感染拡大で、道場での稽古ができない選手たちは自主練習を求められている。全日本柔道連盟は役職員が集団感染する非常事態。選手の五輪代表権を維持するかどうかの議論は宙に浮いている。指揮官として「連盟事務局の方々の一日も早い回復を祈る。会議が開催できる状態になれば段階を進めたい」と述べた。

 五輪代表の6人とは「連絡を密にしている」という。


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