高校スポーツ、緊急宣言に危機感 対象拡大、全国各地の予選に影響

 政府が新型コロナウイルス感染拡大に対応する緊急事態宣言の対象地域を全都道府県に拡大したことで、各地での予選大会を経て夏に全国大会を開催する高校スポーツへの影響が懸念される。全国高等学校体育連盟(全国高体連)の奈良隆専務理事は「(影響は)極めて大きい」と危機感を募らせた。

 7日に政府が7都府県を対象に緊急事態宣言を出したことを受け、対象地域内の多くの学校で部活動が停止された。対象拡大で、今後そうした動きが全国に広がることは確実だ。

 全国高体連の奈良専務理事は「インターハイにつながる大会が、予定通りできないことなどが出てくる」と指摘した。


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