小惑星ベンヌ、岩だらけ 米版はやぶさが撮影

米国版はやぶさの探査機オシリス・レックスが撮影した小惑星ベンヌの表面。中央は探査機の一部(NASA提供)

 米航空宇宙局(NASA)は16日、米国版はやぶさの探査機オシリス・レックスが、小惑星ベンヌの上空100メートル以下まで降下して撮影した画像を公開した。これまでで最も近くから捉えた小惑星表面には、ごつごつとした多数の岩や一辺13メートルもある大きな岩などが確認できた。

 ベンヌは地球や火星の軌道の近くを回る小惑星で現在は地球から2億3千万キロほど離れている。直径は約500メートルで、日本のはやぶさ2が着陸した小惑星りゅうぐうの半分ほど。形は似ており、そろばん玉のような形をしている。着陸すれば、はやぶさと同様、岩石試料の採取を試みる。


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