左派政策実現でバイデン氏と協力 選挙戦撤退のサンダース氏

バイデン前米副大統領(左)とサンダース上院議員=3月15日(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】11月の米大統領選の民主党候補指名を目指した左派サンダース上院議員(78)は8日、自宅からインターネットを通じて演説し「勝利の道は事実上閉ざされた」と敗北を認め、選挙戦からの撤退を表明した。国民皆保険制度など自らの左派政策の実現を目指して中道バイデン前副大統領(77)と協力すると約束した。

 4年前の前回大統領選に続き注目を集めたサンダース氏だが今回も民主党候補になれず、本選でバイデン氏と共和党のトランプ大統領(73)が対決する構図が固まった。新型コロナウイルス感染拡大で集会が開けない中、前例なき選挙戦が続きそうだ。


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