浅草の雷門、大ちょうちんを新調 京都の老舗が仕上げ

京都市内の工場で公開された、浅草寺雷門の新しい大ちょうちんの仕上げ作業=8日午後

 東京・浅草のシンボル、浅草寺雷門の新しい大ちょうちんを制作する京都市内の工場で8日、仕上げの作業が公開され、職人が特別に配合した絵の具を塗り重ねた。17日に雷門につるし、新調される予定。

 ちょうちんは高さ3・9メートル、直径3・3メートル、重さ約700キロで、老舗「高橋提燈」(京都市下京区)が昨年12月から制作。福井県の手すき和紙や京都府亀岡市の竹を材料に使用した。

 現在のちょうちんも2013年に同社が作ったもので、高橋康二会長(86)は「新しいちょうちんが出来上がることで人々の心に明かりがともり、少しでも明るい気持ちになってほしい」と話した。


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