成田空港の検疫所「人手足りず」 入国拒否の対象国拡大で

成田空港に到着した利用客から新型コロナウイルス感染の有無を調べるため、検体を採取する担当者=3日午後、成田空港

 新型コロナウイルスの水際対策強化で、入国拒否の対象が3日から拡大し、計73カ国・地域となった。対象国からの帰国者全員にウイルス検査と14日間の待機要請をすることとなり、成田空港の検疫所では関係者が検査業務のほか、待機場所の確保や医療機関への搬送といった業務に追われた。担当者は「人手が足りない」と漏らす。

 3日午後、成田の検疫所では、マスクと顔を覆う透明のシールドを着けた職員が利用客を誘導、感染の有無を調べるため検体を採取し、待機場所まで案内した。

 成田では同日、検疫所前で行列ができるのを避けるため、到着した機内で待機させ順次案内する措置も始まった。


  • LINEで送る