ロシア、ドーピング検査一時停止 政府方針に従う

モスクワにあるロシア反ドーピング機関の建物(タス=共同)

 【ジュネーブ共同】ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は新型コロナウイルスの感染拡大を抑制する政府の方針に従い、全ての検査を一時的に停止すると発表した。29日までにロイター通信が伝えた。

 ロシアは28日から厳戒態勢を敷き、モスクワなどで商業・娯楽施設が全面閉鎖した。4月5日まで市民が人との接触を避け自宅待機する「非労働日」を全土で実施。RUSADAの検査停止も6日までは続くという。

 ロシアは選手団を東京五輪・パラリンピックなど主要国際大会から除外する処分を世界反ドーピング機関(WADA)に科され、不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴している。


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