五輪マラソン代表は再選考なし 瀬古氏「権利を守ってあげたい」

瀬古利彦氏

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは25日、東京都内で取材に応じ、男女各3人の東京五輪マラソン代表について「権利を守ってあげたい」と再選考しない方針を明らかにした。理事会で正式に承認される見通し。

 男子は中村匠吾・服部勇馬・大迫傑、女子は前田穂南・鈴木亜由子・一山麻緒が決まっている。瀬古氏は選手の指導者から代表権の行方について質問されたと明かし「すごく心配している。早く伝えたいと思った」と迅速に対応した。

 日本陸連は昨年9月の五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ」を軸にした新たな選考方式を2017年夏から実施した。


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