JOC山下会長、延期理解求める 金30の目標「変える理由ない」

東京五輪の延期決定から一夜明け、取材に応じるJOCの山下泰裕会長(右端)=25日午前、東京都新宿区

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は東京五輪の1年程度の延期決定から一夜明けた25日、東京都内で取材に応じ「予想以上に早く方向性が定まった。アスリートの安全を第一に考えた苦渋の決断」と述べ、政府や国際オリンピック委員会(IOC)の方針への理解を求めた。

 選手には「リセットして2021年に向けてしっかり準備してほしい」と呼び掛けた。

 1年程度の延期は「一番妥当なところ」との認識で、金メダル30個の目標は「変える理由はないと思う」と述べた。今後、代表選考を白紙に戻す競技団体が出る可能性もあるが、山下会長は競技団体の判断を尊重する意向を示した。


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