今秋の五輪をIOC検討と独誌 新たな開催時期が焦点に

IOC本部=スイス・ローザンヌ

 【ジュネーブ共同】新型コロナウイルス感染の深刻化で国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪の延期を検討する新方針を示したことを受け、ドイツ有力誌シュピーゲル(電子版)は「IOC上層部は今年10、11月への延期を議論している」と23日までに報じた。IOCのリーディー委員(英国)はAP通信に延期は不可避との見解を示して「延期の期間がIOCにとって大きな課題になる」と話すなど、焦点は新たな開催時期に移ってきた。

 シュピーゲル誌は「2021、22年への延期より容易というのが理由のようだ」と指摘。組織委員会のある理事も「可能なら一番いいのは今秋」と私見を述べた。


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