世界陸連会長、決断は自明になる 延期求める声相次ぐ東京五輪

世界陸連のセバスチャン・コー会長

 【ロンドン共同】世界陸連のセバスチャン・コー会長は21日、新型コロナウイルス感染拡大の深刻化で選手らから延期を求める声が相次いでいる東京五輪について「決断は非常に早くに、非常に自明なものとなるだろう」との見解を示した。ロイター通信が伝えた。

 2012年ロンドン五輪の組織委員会会長を務めたコー氏は「選手の安全を犠牲にしてはならない」と強調。感染拡大防止のため各国の選手が練習に苦慮している状況に対し「競技の公平性が失われれば、五輪の整合性も失う」と訴えた。

 コー氏は以前に、7月24日開幕予定の五輪を9月か10月に延期することは可能と発言していた。


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