岩手の被災地で「復興の火」展示 三陸鉄道やSL銀河で県内巡回へ

「復興の火」の岩手県巡回の出発セレモニーで、聖火を点火する岩手県の達増拓也知事(右から2人目)=22日午前、岩手県宮古市の三鉄宮古駅前

 東日本大震災の被災地を「復興の火」として巡回する東京五輪の聖火が22日、岩手県で展示された。三陸鉄道リアス線や、JR釜石線を走る「SL銀河」号に載せられ、津波で被災した沿岸部など県内を巡回。途中駅の一部では一般に公開する。23日は大船渡市で展示予定だ。

 三鉄宮古駅前(宮古市)での出発セレモニーでは、出席者が震災犠牲者に黙とうをささげた。達増拓也知事が「国内外からの支援への感謝と復興への誓いをこの火に込めて、岩手から送り出す」と宣言、聖火皿に点火した。

 聖火は20日に宮城県に到着。21日まで石巻市、仙台市で一般公開された。


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