組織委、IOC難局面に 欧米から東京五輪延期論 対策検討の競技団体も

スイス・ローザンヌのIOC本部=17日(ロイター=共同)

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化している欧米を中心としたスポーツ関連団体などで20日、今夏の東京五輪の開催延期を求める声が相次いだ。日本の競技団体には延期された場合の対策を検討する動きもある。「予定通り開催」との立場を崩さない国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会は難しい局面を迎えている。

 ノルウェーやスロベニアのオリンピック委員会、英国陸上競技連盟、米国水泳連盟などが新たに五輪の延期を求める見解を表明。健康への不安、選手の練習環境が大きな影響を受けており公平性を保てない、といった点を訴えている。


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