仙台駅で東京五輪聖火公開 「復興の力に」願い込め

「復興の火」プロジェクトの一環として、JR仙台駅で公開された東京五輪の聖火の前で記念撮影する人たち=21日午後

 東京五輪の聖火が21日、JR仙台駅(仙台市)東口付近で公開された。東日本大震災の被災地を巡回展示する「復興の火」プロジェクトの一環。訪れた人たちは「復興が進む被災地の力になってほしい」と願いを込め、笑顔で聖火を見つめた。

 郡和子仙台市長は式典で「復興に力をいただいた全ての人に感謝申し上げる」とあいさつ。村井嘉浩宮城県知事とともに火をランタンから聖火皿に移すと、勢いよく燃え上がった。

 聖火の展示は20日の石巻南浜津波復興祈念公園(宮城県石巻市)に次ぎ2カ所目。22〜25日に岩手、福島両県を巡回し、26日から福島県で聖火リレーがスタートする。


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