東京五輪聖火、日本に到着 「復興の火」被災地巡回へ

特別輸送機で到着した東京五輪の聖火を掲げる柔道男子の野村忠宏さんとレスリング女子の吉田沙保里さん=20日午前、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地

 東京五輪の聖火が20日、特別輸送機「TOKYO2020号」でギリシャから空輸され、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した。聖火はこの後、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県を「復興の火」として巡回、聖火リレーは26日に福島県でスタートする。

 基地では、大会組織委の森喜朗会長やJOCの山下泰裕会長らが出席し「到着式」が開かれた。東松島市では20日、暴風警報が発令された。

 到着式は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大幅に規模を縮小。地元小学生約200人の参加を取りやめるなど、出席者を絞り込んだ。


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