陸連「原則1種目」盛り込まず 五輪代表選考要項に

 東京五輪の陸上男子400メートルリレーに万全の状態で臨んで金メダルを獲得するため、個人の100メートルと200メートルの出場を原則1種目に絞る代表選考案を検討していた日本陸連が、選考要項に種目制限の文言を入れない方針を固めたことが18日、関係者の話で分かった。19日の理事会で審議する。

 日本陸連の強化委員会は昨年12月の理事会で「原則1種目」とする要項を提案したが、選手側からは反発の声も上がっていた。その後、選手の指導者やアスリート委員会などと協議し、意見を踏まえた上で条項を外す方向へ転換した。選手側に対しては引き続き1種目に絞るよう働きかけていく方針。


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