川内原発1号機、16日午後停止 テロ対策施設遅れで国内初

 九州電力は12日、テロ対策のために設置が義務付けられた施設の完成遅れに伴う川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉の停止が、16日午後1時ごろになるとの見通しを明らかにした。16日午前2時半ごろに出力を下げ始めて停止し、17日午後8時ごろに冷温停止状態になる見込み。

 テロ対策施設「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の完成が期限の17日に間に合わないためで、特重施設の完成遅れで原発が止まるのは国内で初めて。定期検査とテロ対策施設の建設工事を進め、12月26日の発電再開を目指す。


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