五輪採火式、12日に無観客実施 活気乏しく、地元で落胆の声

ギリシャ西部にあるオリンピア遺跡の古代競技場=10日(共同)

 【オリンピア(ギリシャ)共同】12日に東京五輪の聖火採火式が行われるギリシャ西部のオリンピア遺跡は、同国内でも広がる新型コロナウイルスの感染防止のため一般向けに閉鎖されており、普段は観光客らでにぎわう市内の商店街も活気に乏しい。11日の採火式リハーサルは非公開、12日の本番も無観客での実施が決まり、地元では落胆の声も上がっている。

 地域にとっても目玉行事である採火式を巡っては、オリンピア市議会が新型コロナウイルスの影響を考慮して5月への延期を国際オリンピック委員会(IOC)に提案したが、IOC側に却下されたという。


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