大相撲、8日から初の無観客場所 進む準備、感染予防策も

力士が出席せず行われた大相撲春場所の土俵祭り=7日午前、エディオンアリーナ大阪

 大相撲春場所は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で史上初めて、無観客で8日から実施される。会場となる大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪では初日前日の7日、土俵祭りに加え、異例の場所に向けて準備が進められた。

 日本相撲協会は力士ら協会員に感染者が出た場合、途中で中止する方針。春場所先発事務所によると、感染予防のためにマスク3千枚、消毒スプレー350本、除菌用の噴霧器22台を用意した。土俵祭りの前に報道陣は体温チェックを受けた。

 高島・春場所担当部長(元関脇高望山)は「感染が一番怖い。消毒やマスクは普段やり慣れないことだけど、徹底してもらいたい」と話した。


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