2020年3月3日 13:37 | 無料公開
朝稽古で隆の勝(右)を攻める貴景勝=大阪府東大阪市の千賀ノ浦部屋宿舎
大相撲春場所(8日初日・エディオンアリーナ大阪)に、38年ぶりの1大関として臨む貴景勝は3日、大阪府東大阪市の千賀ノ浦部屋での稽古で順調な調整ぶりを見せた。新型コロナウイルスの感染拡大で史上初の無観客開催となった本場所へ「やるべきことは変わらない」と泰然と語った。
じっくりと体をほぐした後で同部屋の平幕隆の勝と計10番、相撲を取り、7勝3敗と力を示した。左のおっつけを効かせて攻める場面もあり「いろんなことを想定しながらやっていかないと」と充実した様子だった。
今場所は普段と異なり、ファンの声援がないが「いい相撲を見せられるようにしたい」と闘志を込めた。