新型肺炎、世界全体で流行 WHO「危険性最高に」

28日、スイス・ジュネーブで記者会見するテドロスWHO事務局長(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は28日(日本時間29日未明)、新型コロナウイルスによる肺炎の地域別危険性評価で、世界全体を「高い」から、最高の「非常に高い」に引き上げた。ウイルス感染が世界各地に拡大し、死者・感染者数の増加に歯止めがかからないことから、世界的に流行していると認定した形だ。

 中国を発端に韓国、イラン、イタリアなどで大規模な感染が確認され、日本でも市中感染とみられる例が相次いでおり、終息に向けた見通しが立たない現状に危機感を示し、各国に一層の警戒を呼び掛けた。


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