1月の求人倍率1・49倍に低下 届け出項目が増加、募集鈍る

 厚生労働省が28日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は1・49倍で、1・57倍だった前月から0・08ポイント低下した。1・50倍を下回るのは2年8カ月ぶり。

 新規求人数が大幅に減少したことが要因だが、厚労省は「1月から求人票の記載項目が増えたため、昨年12月に駆け込みで募集したり、1月の募集を見送ったりした企業が多い」と分析した。

 総務省が28日発表した1月の完全失業率(季節調整値)は2・4%で、前月より0・2ポイント悪化した。男性は2・4%、女性は2・2%だった。完全失業者数は前年同月比7万人減の159万人。


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