東京で「障害者」の表現巡り議論 桜見る会巡る首相の国会発言受け

「障害者」という言葉を考えるイベントで、ディスカッションに参加する「ヘラルボニー」の松田崇弥さん(右端)ら=25日午後、東京都千代田区の弁護士会館

 安倍晋三首相が昨年12月、「桜を見る会」の招待者名簿をシュレッダーで廃棄したのは障害者雇用の職員と説明したことに関連し、「障害者」という言葉を考えるイベントが25日、東京都千代田区の弁護士会館で開かれた。参加者らが「一人一人違うので、障害者とひとくくりにするのはおかしい」などと議論を交わした。

 ディスカッションでは、障害はそれぞれの人の特徴なのに、「障害者」という言葉はマイナスのイメージでひとまとめにされているといった意見が上がった。

 障害のある人のアート作品を商品化している会社の松田崇弥社長は「障害は欠落ではなく違いであると認識してほしい」と強調した。


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