朝乃山、大関昇進へ本格始動 春場所へ「動き悪くない」

朝稽古で調整する朝乃山(左)=大阪市中央区の高砂部屋宿舎

 大相撲春場所(3月8日初日・エディオンアリーナ大阪)で大関昇進を目指す関脇朝乃山が25日、大阪市中央区の高砂部屋で十両朝玉勢らと9番取り、本格始動した。相撲を取る稽古は、1月の初場所後初めてで8勝1敗。「前に出ることだけを考えた。動きは悪くない」とうなずいた。

 体を丸めて突っ張りや、左四つで足を運ぶ攻めを披露。得意の右四つ左上手にこだわらず、攻める姿勢を徹底した。上位での対戦を重ねるごとに、相手の対策が強まっていることを実感しており「最初から右四つにはなれない。相手も研究してくるので、僕はさらに研究しないといけない。まずは圧力をかけることだ」と話した。


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