天皇誕生日の一般参賀中止 新型肺炎拡大で「人出考慮」

1月2日、新年一般参賀に訪れた人たち=宮殿・東庭

 宮内庁は17日午後、新型肺炎の感染拡大を受け、天皇誕生日の23日午前に予定されていた皇居での一般参賀を取りやめると発表した。同庁の池田憲治次長は定例記者会見で「一般参賀は例年多くの方が来て、密着するので、宮内庁として感染拡大を考え、中止の判断をした」と述べた。午後の記帳も見合わせる。感染症予防での参賀取りやめは異例。

 天皇陛下の即位後初めてとなる誕生日の一般参賀は23日午前に3回催され、天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻、長女眞子さま、次女佳子さまが宮殿・長和殿のベランダに立ち、東庭に集まった参賀者の祝賀に応じられる予定だった。


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