横浜市の救急隊員、新型肺炎感染 クルーズ船患者を搬送

横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」と待機する救急車=13日

 厚生労働省は14日、神奈川県に住む自治体職員の30代男性が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。横浜市によると、男性は市消防局の救急隊員。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っていた感染者を搬送していた。

 厚労省は、これまでに患者と接触してから数時間で発症した例がないことから「感染の契機になった可能性は低い」と説明している。

 同省によると、男性は10日午後3時から約40分間、ゴーグルとマスクを装着し、陽性患者の搬送業務に従事した。同日夜に発熱し、翌11日に解熱。14日のウイルス検査で陽性と判明した。11〜13日は勤務しておらず、渡航歴はない。


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