情報衛星、9日に打ち上げへ 地上設備の補修完了

 三菱重工業は7日、設備トラブルで打ち上げが延期されていた情報収集衛星「光学7号機」を9日午前10時34分ごろ、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット41号機で打ち上げると発表した。延期の原因となった地上設備の補修を終えた。

 同社と宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、機体に燃料の液体水素や液体酸素を送り込む前、温度が下がりすぎないように窒素ガスを送っていたが、配管に直径5センチほどの穴が見つかった。発射場の建屋の壁と配管の隙間に塩分を含んだ雨水がたまっており、腐食したとみられる。

 配管を交換したほか、ほかの複数の管も点検、補修した。


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