積み荷に挟まれ2人死傷 名古屋港、貨物船傾く

名古屋港弥富ふ頭で荷崩れを起こした貨物船「第1天照丸」=3日午後、愛知県弥富市(共同通信社ヘリから)

 3日午前8時40分ごろ、愛知県弥富市の名古屋港弥富ふ頭で貨物船「第1天照丸」(498トン)が傾き、2人が積み荷に挟まれたと通報があった。男性作業員(24)の死亡を現場で確認、名古屋海上保安部や消防がもう1人の男性作業員(30)を救助、病院に搬送した。男性は両足骨折の重傷を負ったが、意識はあるという。

 同保安部によると、第1天照丸はふ頭に停泊中で、船内で積み荷のコンクリート板の陸揚げ作業をしていたところ、荷崩れを起こし、2人はコンクリート板に挟まれたとみられる。

 第1天照丸は荷崩れの影響で約30度傾いたが、徐々に復元しているという。


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