札幌市を国内候補地に決定 30年冬季五輪招致、JOC

JOCの理事会であいさつする山下泰裕会長=29日午後、東京都新宿区(代表撮影)

 日本オリンピック委員会(JOC)は29日、東京都内で理事会を開き、2030年冬季五輪開催を目指す札幌市を国内候補地に正式決定した。今後は国際オリンピック委員会(IOC)の助言を得て開催計画を練る段階に入る。

 札幌市は当初、26年大会の招致に乗り出していたが、18年に起きた北海道地震の影響で断念し、30年大会に目標を切り替えていた。

 IOCは昨年6月、五輪招致熱の低下を受けて開催地選定の方式を大幅に変更した。開催地を原則7年前に決めていた規定を撤廃し、新設の「将来開催地委員会」が候補地を継続的に調査する。30年大会の決定時期は未定。


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