テロ対策の基本設計了承 大飯3、4号機で規制委

関西電力大飯原発の3号機(右)と4号機=2019年5月、福井県おおい町

 原子力規制委員会は29日の定例会合で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県、再稼働済み)のテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」(特重施設)について、事務方による基本設計の審査結果を了承した。今後、経済産業相らの意見を聞いた上で正式許可する。

 関電は特重施設の建設工事と並行して規制委の審査を受けており、基本設計の許可後も、設備の詳細設計に関する審査が続く。設置期限の2022年8月24日までに、全ての審査と工事が終了しなければ3、4号機は運転停止となる。

 関電は昨年、期限を約1年超過との見通しを示したが、その後は期限に間に合うかどうかを明らかにしていない。


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