アウシュビッツ解放75年 生存者「虐殺忘れるな」

27日、ポーランド・オシフィエンチムで演説するドゥダ大統領(ロイター=共同)

 【オシフィエンチム共同】第2次大戦中、ナチス・ドイツがポーランド南部オシフィエンチムに設け、ユダヤ人ら110万人以上を虐殺したアウシュビッツ強制収容所が27日、ソ連軍による解放から75年を迎えた。現地での追悼式には生存者約200人が参加。高齢化で今回は多数が集まる最後の節目になるとみられる。生存者は口々に「虐殺の事実を忘れるな」と訴えた。

 アウシュビッツを訪れる人は若い世代を中心に増え、昨年は232万人と過去最多だった。一方、生存者は年々減り、次世代への記憶継承が課題になっている。


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