武漢の邦人、希望者帰国へ 新型肺炎拡大、日本では4例目

中国・北京、湖北省武漢市

 【北京共同】中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎は26日までに、中国国営メディアによると中国本土での死者が56人、発症者は2036人になった。中国本土以外でも50人以上が感染しており、日本では4例目が確認された。安倍晋三首相は26日、武漢市に滞在する邦人について、チャーター機などで希望者全員を帰国させる考えを示した。

 中国政府は27日から海外への団体旅行を事実上禁止し、旅行会社が航空券と宿泊をセットで手配する個人旅行を停止する。日本の観光庁によると、中国人観光客の約4割がいずれかを通じて訪日しており、日本経済に影響を与えそうだ。


  • LINEで送る