「うそかえ祭」にぎわう、大阪 道明寺天満宮、木彫入りの袋交換

道明寺天満宮の鳥のウソの木彫り

 大阪府藤井寺市の道明寺天満宮で25日、災難除けを祈願し、鳥のウソの木彫りが入った袋を参拝客同士が次々と交換し合う「初天神うそかえ祭」が開かれ、大勢の人出でにぎわった。

 道明寺天満宮によると、儀式中に現れたハチの群をウソが食べ尽くし、参拝者を救った故事にちなむ行事。木彫りはヒノキを使った神職の手作りで、約1万個を用意。太鼓の合図で交換を止め、袋の中の木彫りに「金」「銀」の文字が書かれていると、18金や純銀のお守りをもらえる。

 俳句が趣味という同府八尾市の主婦吉原恵子さん(71)は「うそかえの 最後は笑顔 よき人と」という自作を披露した。


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