15年連続で出版物の販売減 出版科学研究所が調査

 2019年の紙の出版物(書籍と雑誌の合計)の推定販売金額が1兆2360億円で、15年連続の減少となったことが24日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。

 同研究所によると、調査開始以降で最も販売金額が高かったのは1996年の約2兆6564億円で、現在の規模は半分以下。

 出版不況が続いているが、昨年はコミックス(単行本)や新書、ビジネス書などが前年を上回った。

 一方で電子出版が前年比23・9%増の3072億円となり、紙と電子出版を合わせた販売金額は1兆5432億円で、前年を32億円上回った。


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