肺炎の水際対策、検疫所ピリピリ 春節で多くの中国人客来日

中国・武漢から成田空港に到着し、検疫を通過する乗客ら。手前は体温を測定するサーモグラフィー=23日午後

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、中国では旧正月の春節に合わせた大型連休が24日から始まる。期間の30日までに大勢の外国人客の来日が予想され、政府は「水際」の検疫体制や感染拡大防止対策の強化に力を入れており、検疫所にはピリピリとした雰囲気が漂っていた。

 23日午後の成田空港。武漢から到着した便の乗客の多くはマスク姿だった。検査所では発熱などがある場合、申し出るよう日本語や英語、中国語で注意喚起するポスターが掲示され、検疫官が念入りにサーモグラフィーによる体温を監視した。


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