中国、武漢離れる公共交通停止 新型肺炎拡大阻止

22日、中国・武漢市の鉄道駅でマスクをする武装警察(ゲッティ=共同)

 【北京、ジュネーブ共同】中国国営メディアによると、中国湖北省武漢市当局は23日、同日午前10時(日本時間同11時)から武漢の空港や鉄道駅で、武漢を離れる路線を停止すると発表した。地下鉄やバスも同時に運行停止する。同市で発生した新型コロナウイルスの感染による肺炎の拡大を食い止める狙い。

 人口1千万人を超える大都市で人の移動を大幅に規制する異例の措置。武漢市当局は特別な理由がない場合「市民は武漢を離れないように」と呼び掛けた。公共交通の運行再開の時期は別途通知するとしている。

 WHOは22日、新型肺炎について緊急委員会を初開催したが、結論には至らなかった。


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