大阪府警、高齢運転者支援を強化 部署格上げ、講習の拠点増やす

 大阪府警が2020年度、運転免許課の高齢ドライバー対策を担う係を格上げし「高齢運転者等支援室」を設置することが22日、府警関係者への取材で分かった。高齢ドライバーが増え、重大事故も相次いでいることから、態勢を強化して対策を充実させる狙い。

 70〜74歳の高齢ドライバーは高齢者講習を、75歳以上は講習に加えて認知機能検査を受ける必要がある。講習や検査を受けるには、府内に38カ所ある教習所を訪れる必要があったが、昨年末時点で予約から受講までに平均58日かかっていた。

 大阪府門真市と同府和泉市の運転免許試験場でも講習や検査を受けられるようにする。


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