2020年1月21日 17:35 | 無料公開
正倉院正倉=奈良市
奈良市の平城宮跡歴史公園の隣接地に、奈良県が正倉院を再現した施設の建設を計画していることが21日、分かった。県によると、施設は実物とほぼ同じ大きさを想定し、2025年度末の完成を目標にしている。
正倉院は、聖武天皇(701〜756年)の遺品やシルクロードを経て大陸から伝わった宝物を収めており、現在は宮内庁が管理。高さ約14メートルで、横約33メートル、奥行き約9・4メートルの大きさで、1997年には国宝に指定された。宝物は「正倉院展」として一般公開されている。
県によると、再現施設を予定しているのは公園の南東にある民有地約0・9ヘクタール。