引退するヘンリー英王子が不満 女王に仕える望みかなわず

英王室のヘンリー王子(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】今春をめどに公務を引退するヘンリー英王子(35)は19日、ロンドン市内で演説、「女王や英連邦、軍に仕え続けることを望んだ」がかなわなかったと述べ、理想像とは異なる形で王室を「離脱」することになったとして不満をあらわにした。「他に選択肢がなかった」とも述べた。

 王子が引退について公の場で説明するのは、王室から距離を置くと8日に発表して以来初めて。

 王子は慈善団体の夕食会で演説し、妻メーガン妃(38)と2018年に結婚した当初、「希望にあふれ、(王族として)奉仕する気でいた」と指摘、引退することになり「大きな悲しみ」を感じていると話した。


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