九州4地銀と環境省が連携表明 脱炭素社会目指すシンポ

環境省と持続可能な地域社会の形成に向け連携協定を結んだ九州4地銀の頭取ら=18日午後、熊本市

 環境省は18日、脱炭素社会の実現を目指すシンポジウムを熊本市で開いた。肥後、大分、宮崎、鹿児島の九州4地銀と環境省が、持続可能な地域社会の形成に向け連携することを明らかにした。

 4地銀と環境省はシンポに先立って連携協定に調印。国立公園での共同の観光事業展開や「持続可能な開発目標(SDGs)」の啓発、環境や人権に配慮した「ESG投資」の推進で協力する。

 また、熊本市の大西一史市長は、同市を中心とした18市町村で2050年、温室効果ガスの実質排出ゼロを目指すと表明。鹿児島県肝付町は、町出資で設立した、再生可能エネルギーを活用する電力会社について説明した。


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