原子力規制委「人員増が必要」 福島廃炉作業ミスで東電社長に

東京電力の小早川智明社長(左)と意見交換する原子力規制委の更田豊志委員長=16日午前、東京都港区

 原子力規制委員会は16日、福島第1原発の廃炉作業で頻発するミスを巡り、東京電力の小早川智明社長と東京都内の庁舎で意見交換し、更田豊志委員長は「現場は苦しい戦いをしている。必要なのは兵力(人員)の増強だ」と強調した。

 小早川氏は、最近のミスを分析した結果、事前確認が不十分だったという共通要因が判明したと説明。今後の対応について、現場を把握する能力の向上を挙げた上で、「現場を重視する」として、東京本社から福島第1へ70〜90人の要員を移し、廃炉の工程管理や安全確保を図るため組織改編すると説明した。


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