横田めぐみさん拉致、解決要望 同級生と母、官房長官に

菅官房長官(右から3人目)に署名などを手渡す「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」の池田正樹代表(左から3人目)ら=14日午後、首相官邸

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=が通っていた新潟市の小中学校の同級生ら7人が14日、菅義偉官房長官と首相官邸で面会し、早期解決を求める3055人分の署名を手渡した。母早紀江さん(83)も同席し「早く解決してほしい。ただそれだけが望みです」と訴えた。

 「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」代表の池田正樹さん(55)=新潟市=は「拉致から42年もたってしまった。残された時間がないことに焦っている。日本政府は自ら(解決への)チャンスをつくり出してほしい」と要望。菅官房長官は「皆さんの思いを胸に全力で取り組んでいきたい」と応じた。


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