首相、任期中改憲に意欲 争点の衆院解散は考えず

 安倍晋三首相は12日放送のNHK番組で、2021年9月末までの自民党総裁任期の間に、憲法改正を実現したいと改めて意欲を示した。「私自身の手で改憲を成し遂げたいとの思いには全く揺らぎはない」と強調。改憲を争点とした衆院の解散については「現在、全く考えていない」と語った。

 一方で、12年の政権復帰以降、衆院を2回解散し、支持を得たことで幼児教育無償化などの政策が達成できたと説明。「そういう意味で解散すべき時が来たと思えば、解散することにちゅうちょはない」と述べた。

 同じ番組で公明党の山口那津男代表は「いつ解散があってもいいように準備を進めていく」と言及した。


  • LINEで送る