山下泰裕氏「覚悟を持って」 IOC新委員、通算15人目

IOC総会で新委員に選ばれ、あいさつするJOC会長の山下泰裕氏=10日、スイス・ローザンヌ(ロイター=共同)

 【ローザンヌ(スイス)共同】柔道の1984年ロサンゼルス五輪男子無差別級金メダリストで、日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕氏(62)が10日、スイスのローザンヌで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)の総会で新委員に選ばれた。賛成74、反対1(棄権3)で信任され「責任の重さを感じている。覚悟を持って役目を果たす」と抱負を語った。

 柔道界からは、日本人初のIOC委員で大日本体育協会(現日本スポーツ協会)を創設した嘉納治五郎氏以来約1世紀ぶり。現職では日本人2人となり、東京五輪の開催国としてIOCとのパイプ強化も推進する。


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