大相撲、石浦に報酬減額とけん責 力士けんか、師匠も減給

宮城野部屋を出る平幕石浦=9日、東京都墨田区

 日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、稽古中に殴り合いのけんかをした宮城野部屋の2力士の処分を決め、10日に30歳となる平幕石浦=本名石浦将勝、鳥取県出身=を1カ月の報酬減額20%とけん責、幕下宝香鵬(30)=本名藤田宏作、埼玉県出身=をけん責とした。

 師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は稽古に居合わせながら適切な対応を怠ったとして、3カ月の報酬減額20%。調査したコンプライアンス委員会(コンプラ委)の処分意見に基づいて決定した。

 協会によると、4日の稽古で駄目押しされた石浦が立腹して膝蹴りや拳を振るい、宝香鵬が応戦した。


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