野党、桜見る会名簿廃棄で処分を 義務付けられている記録不記載で

 野党は9日の「桜を見る会」追及本部会合で、招待者名簿の廃棄記録が残されていなかった問題に関し、担当職員を処分するよう求めた。内閣府幹部は「処分対象になるかどうかは軽々に言えない」と答えるにとどめた。

 内閣府は2013〜17年度の5年分の招待者名簿を廃棄した際、公文書管理ガイドラインで義務付けられている「廃棄簿」に記録しなかったと説明している。菅義偉官房長官は理由について、7日の記者会見で「当時の担当者の記憶が鮮明でないため分からない」と釈明した。

 野党側は会合で「ガイドラインに違反し、完全に処分の対象になる」と批判、担当者への聞き取り内容の開示を求めた。


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